中国の習近平国家主席は15日、フランスのオランド大統領と電話会談を行いました。

　オランド大統領は、フランス国民を代表して、習近平国家主席の就任を祝福し、「中国は世界の平和と安定、発展に欠かせない重要な役割を果たしている。フランスは、中国と全面的な戦略的パートナーシップを強化する決意は変わらない。来年は両国の国交樹立50周年となる。これを契機に、中国と共に友好的な伝統を受け継いで、両国関係の将来を描き、互恵協力を推進していきたい」と述べました。

　これを受け、習主席はオランド大統領の祝福に感謝の意を示し、「フランスは、新中国と国交関係を樹立した初めての西洋の大国だ。国交樹立以来、中国とフランスの関係は絶えず発展してきた。国際情勢がいかに変化しても、中国の両国関係への重視は不変である」と強調しました。

　さらに、習主席は「現在、両国関係はいろいろな新しいチャンスに恵まれている。双方は、ハイレベルの交流を保ち、実務的な協力を拡大し、重要な国際問題において、コミュニケーションと協調を強化すべきだ」と話し、国交樹立50周年の記念活動を共同で進める意向を示しました。（任春生、山下）