中国では2013年1月1日から「史上最も厳しい交通規則」が実施されていますが、新たに制定された規則のうち、「黄信号無視で6点減点」という規則をめぐって議論が交わされています。これを受けて、公安省交通管理局は6日に通知を出し、新たな規則では黄信号で車が交差点に入った場合、赤信号同様の違反とみなし減点対象となっていたものを、現時点では主に教育や警告を行い、しばらくの間は処罰しないことを各地の交通管理部門に指示しました。新たな交通規則の実施からわずか1週間のうちに公安省は3回の通達を出しています。
現在、黄信号無視に関しては天気や信号灯などの原因で、一部の都市では処罰を一時見合わせているのを除き、多くの都市では新交通規則を厳格に実施しています。4日には北京だけでも291件のナンバープレートの不正使用が摘発されました。ナンバープレートの使用に違反した者は一度に12点の減点となり、改めて免許を取得しなければなりません。
なお、「黄信号無視」をめぐる物議を受けて公安省はこのほど「より具体的な実施細則を打ち出す」と答えました。同時に公安省は、「このほど黄信号無視に関する条項を取り入れた目的は、ドライバーが交差点でスピードを下げてゆっくり通行する習慣を身につけさせることにある。警察は黄信号無視の事例に慎重に対応する」と述べました。(ZHL、吉野) 暮らし・経済へ
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