第67回国連総会は29日、パレスチナに対し「国連のオブザーバー国家の地位」を与える決議案を138ヵ国が賛成、9ヵ国が反対、41ヵ国が棄権で、採択しました。
国連は同日、「パレスチナの国連での資格」という決議案について、投票で賛否を求めました。中国、トルコ、エジプト、ブラジルなど70ヵ国が決議案の共同提案国です。188ヵ国が投票に参加し、フランス、ロシア、中国などが賛成、ドイツやイギリスなどが棄権し、イスラエルや米国、カナダなど9ヵ国が反対しました。
パレスチナの国連オブザーバー国家地位を認める決議案が採択され、パレスチナ各地で数万人が祝い、エルサレム市民も花火を揚げ、祝賀しました。一方でイスラエルは反発しており、イスラエル首相事務室は声明を発表し、「この決定はまったく意義がない。現状を変えるものではない」としました。(hj)国際・交流へ
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