ナイジェリア北部のカドナ州のある教会で28日の朝、車両を使った自爆テロ事件が発生し、少なくとも8人が死亡し、100人以上の負傷者が出ました。

　ナイジェリア緊急事態管理局（NEMA）の報道官によるとナイジェリア北部のカドナ州で28日の朝、爆弾を積んだジープが警備の阻止を無視し、教会の門を突破しそのまま爆発しました。車を運転していた自爆犯を含む8人が死亡し、100人以上が負傷したほか、建物も破壊されました。まだ犯行声明を出している組織はないということです。

　一部のメディアは「事件発生後、一部のキリスト教信者がムスリムに対して報復的な襲撃を行った」と報道しましたが、カドナ州の州長報道官は「今回の自爆テロ事件に対し報復的な行動をとった人はいない」として、「治安担当者が全力で該当地域の住民の安全を確保する」と述べました。（ヒガシ　吉野）　国際・交流へ