世界4大会計事務所のPwC・プライスウォーターハウスクーパースが25日に研究報告書を発表し、今年第1四半期、中国企業（香港、マカオ、台湾を含まず）が欧州で32件の投資を行ったのに対し、欧州企業による中国での投資は26件となり、中国企業による対欧州投資が初めて欧州による対中国投資を上回ったことを明らかにしました。

　この報告書によりますと、過去6年間、中国による対欧州投資は増え続け、2006年の11件から2011年には61件まで増えました。その一方で、欧州債務危機などの影響で、欧州からの対中国投資は最多だった2006年の163件から2009年には85件まで減少しました。その後の2009年から、急成長する中国市場に期待する投資家が対中国投資を増やし、件数はやや回復の傾向をみせました。（閣、中原） 暮らし・経済へ