海南島の海口市に拠点を置くHNA・中国海航グループは23日パリで、フランスの航空会社エーグル･アズールの48％の株を購入したことを発表しました。これにより同社は、フランスのGO FASTグループに次ぎエーグル･アズールの2番目の株主となり、中国の航空会社による初のヨーロッパ航空会社への投資となりました。

　HNA・中国海航グループの譚向東取締役は「GO FASTはフランスの実力を持つ大手産業グループとして、物流、航空、観光の三大業務を有している。今回、その傘下のエーグル･アズールと連携できたことは、わが社の画期的な動きの一つであり、中国とフランスとの企業間提携の成功例でもある」と語りました。

　なお、来年の2013年に、同社はパリー北京間のフライトを週5－6便で就航する予定です。使用機種はA330-200型機の予定です。（王、中原） 暮らし・経済へ