東京で開かれた世界銀行・国際通貨基金の年次総会に出席した中国人民銀行の易綱副総裁は14日、関連フォーラムで、「人民元の国際化は市場の主導の下に行われるべきであり、中国の中央銀行である中国人民銀行があえて主導することはない」と述べました。
易副総裁は、人民元の国際化について「中国の中央銀行にできることは人民元の利用を制限するハードルを取り除き、ほかの主要通貨との競争で公平な環境を作り出し、中国の貿易パートナーと投資企業が市場のニーズに合わせて自主的に選択出来るようにすることだ」と説明しました。
中国の外貨準備について易副総裁は「外貨準備の多元化を引き続き実施し、リスクをコントロールすることを前提に主要市場への投資を続ける」とした上で、「中国の外貨準備は十分であり、今後の変動は経済状況や市場条件によって決まる」と述べました。(鵬)
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