中国銀行の首席経済学者‧曹永征氏はこのほど、シンガポールで開かれた第4回黄祖耀シンガポール中国金融・銀行業フォーラムで、「人民元の国際化は国際社会の需要を満たすために現れたものだ」と述べました。

　曹永征氏は「発展途上国の実務的協力から、人民元が一部の国や地域で使用し始めている。人民元に対する需要がアジアで一番早く始められた。特に、中国・東南アジア諸国連合（ASEAN）自由貿易エリアの構築推進と、中日韓自由貿易協定（FTA）に関する交渉の深まりによって、この地域内における金融通貨の協力が自然の成り行きになっている」と述べました。

　曹永征氏はまた、「人民元の国際化は国際通貨の多様化を表している。国際通貨の多様化は世界経済の米ドルへの依存度を軽減させ、再び均衡の取れた世界経済の成長を促進するだろう」と述べました。（万、KOKUSEI）

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