26日、フランス、ドイツ、イギリス、スペイン、イタリア5カ国の外相およびスウェーデンの貿易相は、通常兵器の貿易を規制する『武器貿易条約（ATT）』の締結と、2013年に関連の国際会議を開催することを呼びかけました。

　6カ国の呼びかけは、フランス外務省が発表した共同コミュニケで発表されたもので、「通常兵器の貿易を規制するには『武器貿易条約』が必要だ」として、「無制限な武器の拡散と違法取引が世界の100万人以上の人々に深刻な被害を与え、毎年、多くの人々がそれによって死亡あるいは負傷している」としました。条約締結に関する交渉は6年前に始まり進展してきましたが、今年7月、国連で開かれた関連の協議は失敗に終わっています。

　フランス・メディアの報道によりますと、フランスのオランド大統領は第67回国連総会で、『武器貿易条約』の締結を呼びかけるということです。（ヒガシ、大野）国際・交流へ