競争政策を担当する欧州委員会のアルムニア副委員長は24日、「スペイン政府は、全面的な支援要請をするかどうかできるだけ早く態度を明らかにするべきだ。そうしなければ、これからの不安材料となる」として、スペインに支援要請を促しました。

　アルムニア副委員長はこの日、インタビューに答えた際、「スペインの全面的な支援要請にはメリットもデメリットもある。しかし、最大のリスクは、態度を明らかにしないことにより予測不可能な要素が増えつつあることで、これらの要素は、裏を返すとスペイン政府の政策実施のコストを増やすこととなる。スペイン政府が全面的な支援要請をすれば、欧州委員会は緊縮を緩和する可能性がある」と語りました。経済・通貨問題を担当する欧州委員会のオッリ・レーン副委員長は「欧州委員会の要求は、スペイン経済の再生に必要な改革実施の詳しいスケジュールを作ることだ」と重ねて述べました。（Yin、中原）

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