これはファン・ロンパウ議長がEU夏季サミット第1段階の会談終了後に述べたものです。ファン・ロンパウ議長は「今回の景気刺激策に必要な資金の半分は欧州投資銀行による融資だ。EU諸国の首脳は欧州投資銀行の資本を100億ユーロ増強し、欧州投資銀行の貸付能力を600億ユーロ拡大することに合意した。これらの資金はすべてのEU諸国、特に苦境に陥った国々に投入する予定だ」と述べました。
ファン・ロンパウ議長はまた、「それ以外の550億ユーロの資金はEU諸国の貧困格差を縮めるため『構造基金』を設置し、中小企業の発展や若者の雇用創出に使われる予定だ。残りの50億ユーロは今年の夏に発行する予定の『プロジェクト債』から調達し、エネルギーや交通、ブロードバンドなどのインフラの整備に使われる」と述べました。
今回の景気刺激策は、フランスをはじめとする多くのEU加盟国が提唱した『成長契約』の重要な一環で、関係各方面は29日に完成予定の「成長契約」をめぐり、引き続き討議することにしています。(06/29 Lin、小野) 国際・交流へ
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