17日に西蔵（チベット）自治区拉薩（ラサ）市で、2012年中国拉薩雪頓節（ヨーグルト祭）が開幕しました。

　雪頓節はチベットの伝統的な祭事で、ラサではチベット暦の新年に次ぐ大イベントとなっています。11世紀半ばに始まった宗教活動の一つで、昔、修行僧にヨーグルトを供したことに由来しています。17世紀後半になり、チベットの地方劇や仏展を主とする娯楽と宗教活動が結びついた重要な行事に変わりました。このため「チベット地方劇祭」や「仏展祭」とも呼ばれています。

　今年は「幸福なラサ・文化的な雪頓」をテーマに1週間にわたり開催されます。開催期間中、デプン寺の仏展やノルブリンカでの地方劇の公演などのほか、馬術、ヤク競争、石運びなどのスポーツイベントが行われます。またウォーキング大会やビール祭り、モーターショーといった観光アピールのイベントも行われるということです。なお、雪頓節は9月下旬にアメリカで行なわれる世界祝祭日協会の年度大会に参加する予定です（ken、吉野）暮らし・経済へ