インドネシアに駐在する中国の劉建超大使は16日、ジャカルタで中国天津市が主催する「中国・インドネシア企業経済貿易商談会」に参加した際、「インドネシアは東南アジア諸国連合（ASEAN）の中で、中国の第3の貿易パートナーとなっている」と述べました。

　劉建超大使はこの場で、「両国はともに発展途中国で、経済にそれぞれの特色を持っているが、相互補完性が強い。両国間の貿易額は去年、前年を41.6％上回る605億ドルに達した」と語り、「ヨーロッパにおける金融危機の影響および世界経済の先行きが見えない中、今年1月から5月の両国間の貿易額は去年同期より20.5%増加して268.5億ドルとなり、強い伸びの勢いを保っている」と評価しました。

　劉建超大使はまた、中国の温家宝首相が去年インドネシアを訪問した際に、両国の首相が約束した「2015年までに両国間の貿易額800億ドル到達」という目標の実現を繰り上げることができるだろうと語りました。（張、中原） 国際・交流へ