第45回ASEAN・東南アジア諸国連合外相会議及び一連会議は13日、閉会しました。今回の会議は、共同体の構築とネットワークの整備について、対話パートナー国の支持を推進した、とみられています。また、多くの対話パートナー国は、ASEANへの援助提供を表明し、EU・欧州連合とイギリスは、新たな対話パートナー国として受け入れられました。

　会議は、「人権宣言」を制定すること、「非核兵器区域条約」の調印を推し進めることを決定しました。

　また、中国・ASEAN外相会議は、良好な雰囲気で日程を進め、突っ込んだ意見が交わされました。

　今回の会議について、中国の楊潔チ外相は「相互理解が深まり、有意義な成果があった」と評価した上で、「各分野における問題に関する中国の見方と立場は、多くの国の理解と支持を得られた」としています。

　地元の報道機関は「ASEANとその加盟国が、中国と実務的な協力を進めていることで、互いに確実な利益を得ている。これは域内の安定と発展に有利に違いない」と評価しています。（朱丹陽　山下） 国際・交流へ