中国の謝旭人財政相は27日、北京で、「2011年、各地区と各部門が積極的な財政政策を真剣に実行し、財政のマクロ調整を強化した結果、経済の平穏でより速い成長を促進した」と述べました。

　謝旭人財政相は同日、第11期全国人民代表大会常務委員会第27回会議で、2011年中央決算報告と中央決算草案を提出しました。その中で、謝財政相は「2011年、財政は農産物の供給の増加を支持し、生活必要品や原材料の輸入を拡大し、流通コストを低下させ、物価の全体レベルの安定を促進した。また、都市部と農村部の低所得者への補助政策を実行し、物価上昇が生活の貧しい民衆にもたらす影響を減少した。そして、構造的な減税に力を入れ、個人所得税の課税最低限を引き上げ、税率構造を調整すると共に、一部の小規模企業に対して引き続き所得税優遇政策を実施し、企業と住民の負担を軽減した」と述べました。（玉華、山下）暮らし・経済へ