フランス国民議会（下院）選挙の2回目の投票が17日の午後8時に終了しました。大まかな開票結果によると、オランド大統領の所属する社会党が中心となっている左派が312から326の議席を獲得し、過半数を超える289議席を確保したということです。

　フランス国民議会には合わせて577議席があり、議員の任期は5年で、有権者の直接投票によって決められます。現行の政治制度に基づいて、フランス大統領は国民議会で占める議席の数によって首相を任命します。5月6日に終了した大統領選で、社会党から立候補したオランド氏は51％の票数で当選しました。国民議会で過半数の議席を占める社会党が中心となっている左派が大統領と首相の権力を持つだけでなく、上院と国民議会でも主導権を握ることになります。（玉華、吉野）

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