中国のネット通販最大手「淘宝網(タオバオ）」が発表した『ネット通販ブランド品の業界分析報告』では、海外代購(つまり海外商品の代理購入)市場の中で、ブランド品の取り引きの割合が、毎年100%の増加率で増え続けているということです。2011年、海外代購の市場規模は150億元に達し、今年は200億元を超えると予測しています。

　ルイ・ヴィトン、グッチ、プラダなどの国際的な高級ファッションブランドの淘宝網での価格は国内の通販価格より3割～2割引になり、国内消費者すべての年代で、注目を集めています。2011年の高級ブランド品の取引データによりますと、最も売れる商品のトップ3は、レディースファッション、腕時計、粉ミルクと栄養品で、取引に占める割合はそれぞれ、27.01%、14.1％、9.3％となりました。また、バッグ、婦人服、紳士服などの品目の発展が最も著しいということです。

　現在、米国、日本、中国香港からの商品を代理購入する個人が最も多くなっています。(馬ゲツ・山下)暮らし・経済へ