アフガニスタンを訪問しているNATO・北大西洋条約機構のラスムッセン事務総長は12日カブールで「NATOは、2010年11月にリスボンサミットが定めた軍隊の撤退計画を堅持し、2014年末までに、アフガニスタン全土の治安任務をアフガン治安部隊に引き渡す」と表明しました。

　ラスムッセン事務総長はカルザイ大統領と会談を行った際「軍隊撤退後、NATOはアフガニスタンの治安部隊を訓練し、資金的支援を引き続き提供する」と強調しました。

　これに対しカルザイ大統領は「アフガニスタン政府は2013年末までに全国の治安任務を受け継ぐため努めていく」と表明しました。

　これまで、アフガニスタンの治安部隊はアフガニスタン人口の半分を占める地域における治安任務をNATO連合軍から引き継いでいます。またオバマ大統領の撤退計画によりますと、今年9月末には23000人のアメリカ軍兵士が帰国することになっています。（Yin）

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