NATO・北大西洋条約機構軍事委員会の責任者は19日、シリア情勢には干渉する考えがないと表明しました。

　18日開かれたNATOの参謀総長級会合がこの日、ブリュッセルのNATO本部で閉幕しました。NATOの28加盟国以外の39パートナー国もこれに参加しました。NATO軍事委員会の責任者は閉幕後の記者会見で、「会合に参加した地中海諸国の代表は、シリア情勢に憂慮を表明したが、会合では軍事干渉については討議しなかったし、その計画もない」と述べました。

　ロシアのニコライ・パトルシェフ連邦安全保障会議書記はこれに先だって、「情報によると、NATOと一部の地中海沿岸国はリビア方式を参照にし、シリアに対して直接の軍事行動を行うことを検討している」としています。（万）国際・交流へ