インドのニューデリーで開かれた新興5カ国(ブリックス BRICS)第四回首脳会議は29日閉会しました。中国代表団のメンバーである馬朝旭外務補佐官らは記者会見で、今回の会議の成果を評価しました。
馬補佐官は「平和発展の道を歩み、公平且つ公正、持続可能な発展に有利な世界経済の秩序と体制の構築に尽力する、といった中国の立場を胡錦涛国家主席は表明した。これは、その他のBRICS諸国の指導者から賛同を得た」と強調しました。
検討中のBRICS開発銀行の立ち上げについて、外務省アジア局の羅照輝局長は「開発銀行創設の目的は、BRICS各国とその他の発展途上国のインフラ整備のために資金を調達することだ。目下関連する準備作業が進められている。この銀行の創設は、現存の国際金融機関を拡充するもので、取って代わるものではない」としています。
馬補佐官はまた、「国際情勢の変化に伴い、BRICS諸国の協力範囲も拡大していくだろう。今回の会議で、各国の指導者はすでに国際安全保障問題について意見を交換した。同時に、国連は引き続き各種の国際問題を解決する主要なルートだと、中国は見ている」と述べました。(朱丹陽 中原)国際・交流へ
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