このほど行われた2012年度の中国の経済情勢と電力発展に対する分析と予測に関する会議では、中国政府の「第12次五カ年計画」期間中の国内総生産(GDP)の成長率を元は7%としていましたが、実際は約8.5%達する見込みであることがわかりました。また、2020年前後に、中国は、工業化がほぼ終了してポスト工業化社会に入り、経済の成長スピードがそれまでより落ちるということです。
改革開放の実施以来、中国は工業化の段階に入り、産業構造の調整と工業構造のグレードアップに伴い、工業化も進んでいます。 そして2001年から2005年までの「第10次五カ年計画」の後、一人当たりのGDPは1000ドルを超えており、これは中国は基礎素材型産業を特徴とした工業化の中期段階に入ったことを示しています。
今度の会議に参加した専門家は「中国経済の成長速度は落ちたが、投資と国内消費の支えの下に、経済が大幅に下落する可能性は小さい。今後10年から20年の間に、中国は、ややゆとりのある社会の全面的構築段階の後期に入り、経済は依然として安定した比較的速い成長を保っていく」とした上で、2016年から2020年までの中国のGDPの年平均成長率は7%で、2021年から2030年は6%だと予測しました。(Katsu)暮らし・経済へ
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