米国を訪問中の中国の習近平国家副主席は15日、ジョン・ベイナー下院議長やハリー・リード上院民主党院内総務、ミッチ・マコネル上院共和党院内総務とそれぞれ会見しました。
ベイナー下院議長と会談した際、習副主席は「中米関係がこの40年間大きな発展を遂げた。これが示したように、両国は互恵共栄の協力関係にあり、共同の利益は食い違いを遥かに超えている。当面、国際金融危機による影響がまだ消えておらず、様々な地域問題が次から次へと出てきている。こうした背景の下で、中米両国は、協力を強化し、共に課題に取り組んでいく責任と義務がある」と述べました。
人権問題に触れ、習副主席は、中国政府は人権事業のさらなる進展を勝ち取るために取り込んでいく。同時に平等と相互尊重に基づいて米国との対話と交流を推し進め、理解を増進していくとの姿勢を示しました。
シリア問題とイランの核問題に触れ、習副主席は「中国は核不拡散条約を守り、中東地域のいかなる国が核兵器を発展させることに反対している。各関係国は交渉と対話という原則を堅持し、イラン核問題の平和的解決を求めていくべきだ」と強調しました。
ベイナー議長やリード総務らは米の上下両院を代表して、習副主席の米国訪問に歓迎の意を表し、「今回の訪問は立法機関を含む中米両国の相互理解と協力の増進に重要な意義を持っている」と述べました。ベイナー議長は両国関係発展に関する習副主席の主張に同感の意を示し、「複雑きわまる国際情勢の下で、米中両国はより交流を進め、協力を広めていくべきだ」と語りました。(Katsu、Kokusei)
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