欧州議会のシュルツ議長は、30日に開かれた欧州連合(EU)の首脳による非公式会合で、欧州議会の立場について「EU条約の修正と一方的な緊縮財政に反対し、EU内部での金融取引税の導入を支持する」としました。
シュルツ議長は、昨年12月のEUサミットで合意に至った「財政協定」について「財政同盟に向かう上での重要な一歩だ」とし、支持する意向を示しましたが、協定に盛り込まれた緊縮策については、「緊縮は必要だが、多くの加盟国にとって、一方的な緊縮策では経済成長と雇用拡大の需要は満たせない」と否定する意見を述べました。また、「欧州議会としては、予算の緊縮策は投資と結び付けるべきだと考えている」と強調しました。
シュルツ議長はさらに、EU内部での金融取引税の導入やユーロ債の発行を支持すると述べました。(鵬、中原) 国際・交流へ
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