中日友好交流都市中学生卓球友誼大会実施についての調印式
米国と中国の外交関係改善につながった1971年の「ピンポン外交」から40年が経ちましたが、これにちなんで『ピンポン外交の思い出』という書物の出版記念会、それに2012年「中日友好交流都市中学生卓球友誼大会」実施に関する調印式が21日、北京の中国人民対外友好協会で行なわれました。
左から日本大使館の山田重夫公使、愛知県日中友好協会の後藤淳会長、
唐家セン元国務委員、劉徳有元文化次官
唐家セン元国務委員、愛知県日中友好協会の後藤淳会長、劉徳有元文化次官と北京の日本大使館の山田重夫公使などの関係者とピンポン外交の経験者たちがこれに出席しました。
唐家セン元国務委員は席上、40年前に名古屋で開かれた第31回世界卓球選手権の様子を振り返り、当時の活動は「人を感動させる交流だった」と述べました。実は、いまは亡き日本卓球協会の後藤鉀二会長がさまざまの困難と妨害を克服し、中国卓球代表団の世界選手権出場を実現させ、この歴史に残る「ピンポン外交」の舞台を築いたのです。そして後藤鉀二会長の子息である愛知県日中友好協会の後藤淳会長は父の遺志を継いで、これまで日中友好運動に身をささげてきました。後藤会長は「ピンポン外交は日中国交正常化への扉を開いた。日中友好の精神を次の世代に受け継がさせなければらない」と話していました。
この『ピンポン外交の思い出』の編集長となった中日関係史学会の王泰平副会長は「この本は今は亡き中国人の『老朋友』だった後藤鉀二氏や今も活躍されている村岡久平氏などのピンポン外交への貢献とその役割を紹介し、中日国交正常化直前の歴史を再現ている」と話してくれました。
中国人民対外友好協会の井頓泉副会長
中国人民対外友好協会の井頓泉副会長は記念会の席上「中日国交正常化40周年を記念するため、来年の8月に中日両国の100の姉妹都市からの青少年が北京に集まり、中日友好交流都市中学生卓球友誼大会に出場し、かつてのピンポン外交という歴史を継続させていく」と挨拶しました。
また、井頓泉副会長によりますと、中国人民対外友好協会は来年に中日友好交流会議ち中日省長・知事フォーラムなどの一連のイベントを開く予定だということです。(取材:陳博、白昊) 国際・交流へ
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