中国人民対外友好協会、中国国際友好都市連合会及び無錫市人民政府の共同開催による第5回国際友好都市交流会議が18日、江蘇省無錫市で開幕しました。アジア、米州、欧州、アフリカ、オセアニア19カ国31都市からの代表200人あまりが出席しました。開会式では、無錫市及び一部の都市の代表より双方の友好交流について現状を紹介する演説が行われると共に、友好提携が締結されました。

　同会議は20日まで3日間に渡り開催されており、「科学技術創業発展フォーラム」やテーマごとの分科会の他、市内の住宅団地、地元新聞社、企業、無錫新区の視察及び中国博覧園、中国民族音楽館など代表的な施設の見学が行われる予定です。

　1985年に無錫市と姉妹都市関係を結んだ神奈川県相模原市・加山俊夫市長が日本から55人の代表団を率いて出席し、開会式の後に相模原市と無錫市の友好関係をより深めるための調印式が行われました。

　無錫市の友好都市交流の始まりは、1981年兵庫県明石市との姉妹都市提携に始まり、現在は19カ国33都市と友好関係を結んでいます。近年、無錫はGDP総額及び一人当たりGDPのいずれも国内第6位に躍進しており、現在は環境整備、医療福祉制度の充実など都市管理が大きな課題となっています。これを背景に、海外の都市の成功例を学ぶことを主旨として、2005年以降友好都市交流をさらに加速しており、現在ある33の友好都市のうち23都市が2005年以降締結された姉妹都市となっています。

　無錫市国際友好都市交流会議は2005年にスタートし、これまで友好都市交流、文化、教育、環境をテーマに毎年一回、計4回実施されており、今回で5回目の開催となります。（王小燕）