ミャンマーのテイン・セイン大統領は19日、ネビドーで第4回大メコン圏地域経済協力（GMS）指導者会議に参加している中国の戴秉国国務委員と会談しました。戴国務委員は、「ミャンマーとの友好を堅持する中国政府の方針は揺ぎ無いものだ。双方が共に協力の発展と拡大に努め、協力に当たって生じる問題を適切に解決していくことで、中国とミャンマーの各分野における協力がより発展していくことを期待している」と述べました。

　また、戴国務委員は、「中国はメコン川流域の上、下流いずれの利益にも関心を寄せている」とし、沿岸地区の発展と民生改善のために、共に河流の保護、利用、管理に取り組み、航路の安全保障に努めていく考えを示しました。

　これに対しテイン・セイン大統領は、長期にわたる中国の支持に感謝を述べた上で、「今後もミャンマーと中国の各分野における協力の順調な発展を高く重視し、二国間関係に損害を与えることを許さない。ミャンマーは中国と密接に交流し、双方のエネルギー、農業、およびその他の大規模プロジェクトにおける協力が成功を収めるよう推し進め、ミャンマーと中国の全面的な戦略協力パートナー関係が更に深まるよう願っている」と語りました。（劉叡、中原）