ギリシャ議会の信任投票で内閣が信任されたのを受け、パパンドレウ首相は5日、欧州連合(EU)の包括支援策の実施を行動に移し、ギリシャがユーロ圏にとどまることを確保するため、連立政権樹立の準備に取り掛かっています。
パパンドレウ首相は同日、パプリアス大統領と面会した後メディアに対し、「ギリシャがユーロ圏にとどまることが、包括支援策を実施する上での先決条件だ。このため、直ちに野党と接触を行なう」と表明しました。さらに、「自分は首相の座に未練があるわけではない」と改めて強調しました。
ギリシャの最大野党「新民主主義党」の議員は5日、パパンドレウ首相の辞任と総選挙の即時実施というサマスラ党首の訴えを改めて表明しました。世論は、こうしたことを背景に、与党は協力の意向があるその他の小さな党派と連立政権を組むしかないのではとの見方を示しています。(Yan、小野)国際・交流へ
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |