世界人口が70億人を突破した際、中国の人口学が専門の翟振武氏は「現在、人口発展に新たな状況が出たとしても、中国の現在の一人っ子政策はまだ中国の国情に合っており、人口の持続可能な発展を実現できる」との考え方を示しました。
中国人民大学の社会と人口学院の翟振武院長は「中国の人口政策は実施以来、絶えず改善を行っている。出産の間隔、再婚育児、一人っ子の結婚出産に対し、政策緩和を実施する省も多くなった」と語りました。
中国国家人口と計画出産委員会の李斌主任は「一人っ子政策の実施以降30年が経過したが、中国の人口発展面では新しい状況が現れた。例えば、新生児の性別比がアンバランスになったこと、労働年齢人口がピーク値に達したこと、人口の高齢化が快速していることなどである」と述べました。
また、李斌主任は「人口問題は依然として中国経済社会の発展を制約する重要問題の1つである。現在の計画出産政策を維持しつつ、改善していく。国民素質を向上させ、新生児の性別比のバランスを保つことは新時代の人口政策のポイントだ」と強調しました。
1970年代の末、中国は計画出産政策を国策の基本として定めました。そして、中国の人口が世界人口に占める割合は当時の22%から2010年の19%に下がっています。(陳博、小野)暮らし・経済へ
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