今月の22日から12月の5日にかけて、「蘭亭」をテーマにする故宮の年度展示会が故宮博物院で行なわれ、157件の貴重な文化財が展示されました。
今回の展示会は「ポピュラー」と「サブ」に分けられています。「蘭亭特別展示会」は蘭亭序に興味ある人々が故宮の入場券を持てれば無料で鑑賞できるものです。また「蘭亭珍品拓本展」は専門家と学者の研究をサポートできるスペシャル展として注目されています。
関係者によりますと、今回展示される文化財のうち、141件は故宮博物館が所蔵しています。その他は日本東京国立博物館、香港中文大学文物館などの博物館から借りたものです。盗難防止のため、故宮は24時間安全体制を取り、関連のスタッフも増やしました。
また室内の温度、湿度などもこの種の文化財の展示に適しているとのことです。
ちなみに「蘭亭」とは中国浙江省紹興県の南西、蘭渚(らんしょ)にあった亭のことで昔の文人たちが常に宴をおこなったところです。そして蘭亭序(らんていじょ)は、王羲之が書いた書道史上最も有名な書作品です。(陳博)旅行・文化へ
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