韓国・テグ世界陸上選手権大会男子110メートルハードル決勝戦が29日に行われました。アメリカのジェイソン・リチャードソン選手が優勝し、中国の劉翔選手は銀メダルを獲得しました。もともと優勝したキューバのダイロン・ロブレス選手は劉翔の進路を妨害したとされ、金メダルを取り消されました。
試合中に、8本目のハードルを越えてロブレスを追い抜いた劉翔は、9本目ハードルを越える際、ロブレスの右手に引っ張られ、バランスを崩し、よろけて最後のハードルをけりました。10本目のハードルでも、また2人の腕はぶつかりました。この2つの動作で劉翔はスピードを落とし、獲得する可能性のあった金メダルを失いました。
試合後、中国選手団は組織委員会に提訴しました。国際陸上競技連盟は、ロブレスが反則して、劉翔を妨害したと認め、ロブレスは失格となり、金メダルは取り消されました。そして、劉翔は銀メダルに繰り上がり、金メダルは2位のアメリカのリチャードソン選手が獲得しました。(李陽、小野)暮らし・経済へ
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