中国の習近平国家副主席は1日から、イタリア、キューバ、ウルグアイ、チリの4カ国に対する公式訪問を始めました。これは習近平副主席の今年初の外国訪問です。今回の訪問は中国とこれら4カ国との関係発展、および中国と欧州連合(EU)、中国とラテンアメリカとの関係発展にとっていずれも重要な意義があります。
欧州南部に位置するイタリアは習近平副主席の今回の訪問の初の国です。今年はイタリア統一150周年にあたり、また、イタリアの「中国文化年」でもあります。習副主席の今回の訪問の目的は、両国の実務的な協力を強化し、中国とイタリア、中国とEUの全面的な戦略パートナーシップを一段と推進することにあります。訪問期間中、習副主席は招きに応じて、2日にローマで行われるイタリア統一150周年の祝賀式典に出席し、イタリアのナポリターノ大統領、ベルルスコーニ首相とそれぞれ会談することになります。
4日間にわたるイタリア訪問を終えた後、習副主席はキューバやウルグアイ、チリの3カ国訪問に向かいます。これは2009年以後、習副主席の初のラテンアメリカ訪問です。訪問の期間中、習副主席はキューバ閣僚評議会のカストロ議長と会談し、両国の友情および両国の互恵友好協力関係の更なる強化について意見を交換します。ウルグアイ訪問では、ウルグアイの大統領や副大統領などの指導者らと会談し、両国の長期的で安定的、かつ平等互恵の友好協力関係を一段と充実させていく考えです。
チリは習副主席の今回の訪問の最後の国です。チリは、最も早くに中国と国交を樹立した南アメリカの国であるのみでなく、中国の世界貿易機関(WTO)加盟に当たって最も早く中国と両国間協定に調印しており、中国の完全な市場経済地位(MES)を承認し、中国と両国間自由貿易協定に調印したラテンアメリカの国でもあります。習副主席はチリにある国連ラテンアメリカ・カリブ経済委員会で講演し、中国とラテンアメリカの関係を振り返った上で、協力の提案を打ち出すこととなっています。(翻訳:董燕華)
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