南アフリカを訪問中の中国全人代・全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長は現地時間25日午後、南アフリカ国民議会で基調講演を行い、「中国はアフリカと平等に付き合い、互いに支持し、互恵協力の原則に基づいて、共に中国とアフリカの新型戦略パートナーシップをあらたな段階に推進していくことを望んでいる」と強調しました。
呉邦国委員長は、「ここ数年、中国とアフリカの友好協力は絶えず強化され、双方の貿易額は過去10年間に100億ドルから1269億ドルに増加した。中国はすでにアフリカの最大の貿易パートナーとなっており、ここ数年のアフリカの経済成長への貢献率は20%を超えている。アフリカを含む広範な発展途上国との連携と協力を強化することは、これまでと同様に一貫して中国の独立自主の平和外交政策の重要な基盤だ。中国とアフリカの友情は中国の経済発展や国際地位の変化によって変わることはない。中国はアフリカ諸国と互いの核心となる問題、および重要な利益に及ぶ問題で互いに支え合い、中国とアフリカ関係の政治基盤を絶えず強固なものとしていくことを希望している」と述べました。呉邦国委員長は、双方の協力分野を拡大し、農業やインフラ施設、エネルギーなどの分野における協力強化を重点として、互恵協力のレベルを絶えず向上させていくことを提案しました。また、アフリカへの支援を絶えず拡大することを約束し、支援プロジェクトを民生や人文、省エネ、環境保護などの分野に傾ける方針を示しました。
南アフリカ国民議会のモシャカ議員は呉邦国委員長の講演を聴取した後、「アフリカと中国の友情は恒久なものだ。南アフリカは中国との協力を絶えず強化し、双方の戦略パートナーシップの発展を全面的に推進していくことを希望する。中国人民はもっとも早くからアフリカ人民と付き合ってきた。しかし、中国はアフリカに犯罪や植民地主義を持ち込んだことはなく、奴隷貿易をしたこともない。中国は一貫してアフリカ人民の友だ。南アフリカは近代化の道に足を踏み入れているが、アフリカ大陸の団結の実現を望み、中国との協力強化を望んでいる」と述べました。(翻訳:董燕華)
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