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 ASEANと中日韓 緊急米備蓄倉庫を建設へ

2011-05-12 16:14:32     cri    

 タイのチェンマイで開かれていたアジア欧州会議食糧安全ハイレベル会合が11日閉幕しました。会議では、ASEAN(東南アジア諸国連合)と中日韓が、10+3緊急米備蓄倉庫(APTERR)を建設することについて検討しました。チェンマイ駐在中国総領事館の張志文商務領事は、「この倉庫の建設は、ASEANと中日韓が食糧安全保障の面において協力する新しい土台を提供することになる」と述べました。

 1979年、ASEAN諸国の外相がASEAN食品安全貯蔵協定に調印し、ASEAN緊急米備蓄倉庫が建設されました。しかし、在庫量は少なく、緊急事態が起きた加盟国の最低必要量も提供できませんでした。2001年4月の検討会で、東アジアの新しい米備蓄倉庫の建設が提起されました。その後、関係機関は、ASEANと中日韓の緊急米備蓄倉庫の研究を始め、交渉の結果、ASEAN と中日韓は、今年の10月に正式にAPTERR をスタートする決定を行いました。

 APTERRの本部はタイに設置されます。その運営は商業原則に基づいて行われ、地域での協力と互助が進められます。突発的で大規模な災害に見舞われた際、備蓄倉庫は被災者に柔軟かつ効果的に米を配り、食糧の安全と地域内の米価格の安定を確保します。APTERRの運営方式は、加盟国がAPTERRに米を買い付ける資金、あるいは備蓄用の米を提供し、備蓄米は統一的な管理のもとに、分散して備蓄します。

 インフラ施設の建設責任を負うASEANの官員は、「APTERRは良好な土台であり、食糧の供給分野において、ASEANと中日韓に討議、協力、経済を共有するチャンスをもたらし、共に食糧安全を強化する方法を求めることができるようになる」としています。(翻訳:董燕華) 暮らし・経済へ

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