EU・欧州連合は16日、今後10年間に貧困者2000万人に援助を提供するという目標を決定しました。具体的な数値目標を公表したのは今回が初めてです。

　欧州委員会のラースロー・アンドル雇用・社会問題・共生担当委員は「貧困撲滅を進めることは人道的な義務であり、経済発展の方向性にも合うものである。多くの人が社会から疎外されており、児童、若者、移民、高齢者、障害者などが最も支援を必要としている」と述べました。

　また、アンドル委員は同日、EUの貧困対策が正式にスタートしたことを宣言し、この対策は就業、教育、人材養成の現状改善が重点だとしました。（翻訳：コオリ・ミン）

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