これは、ニューヨークの国連本部で行われた定例の記者会見で述べたものです。これについて、パン・ギムン事務総長は「パレスチナとイスラエルの交渉は最重要問題を解決するためのもので、交渉のためのものではない」と指摘した上で、中東和平ロードマップにしたがって、引き続きヨルダン川西岸のユダヤ人入植地建設を凍結するよう、イスラエルに求めました。同時に、リビアで開かれるアラブ連盟の会議に出席するアラブ諸国の指導者が交渉を継続させ、パレスチナ自治政府のアッバス議長を支援するよう呼びかけました。
パン事務総長はこのほど、パレスチナのアッバス議長とイスラエルのネタニヤフ首相、アメリカのミッチェル特使とそれぞれ会談しました。各側は「引き続き和平ロードマップをすすめるとともに、当面の問題を解決する方法を探っていく」と表明しました。
イスラエルが実施していたヨルダン川西岸のユダヤ人入植地建設の凍結措置は、9月26日に期限切れとなりましたが、措置を延長するかどうかについてはまだ決まっていないため、交渉が難航しています。このほどアッバス議長は「入植地建設を凍結しない限り、交渉には応じない」と表明しました。(朱丹陽)
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