省エネと環境保全を進め、人類社会を石油化学エネルギーの時代から再生できるエネルギーの時代に推進していくことは、世界各国の共通認識となっています。中国政府は省エネと排気ガス削減をたいへん重視しています。中国科学技術省の責任者は16日、「ここ数年、中国政府は科学技術よって、省エネと排気ガスの削減を促進し、著しい成果を上げた」と述べました。
科学技術革新により省エネと排気ガス削減を促進することは中国政府が実施する重要な措置です。ここ数年、中国は省エネや排気ガス削減を進め、科学技術活動を実施し、この面の研究開発への資金投入を大幅に増加しました。
これについて中国科学技術省の張来武次官は「第11次5カ年計画(2006-2010)の期間中、省エネと排気ガス削減を研究開発するプロジェクトに100億元を超える経費を拠出したため、単位GDPあたりのエネルギー消費量減少と汚染物排出量の減少に有力なサポートを提供した。中国科学技術省は近年、技術革新に力を入れ、再生できるエネルギーと石油化学燃料のクリーン的かつ、効果的な利用技術の難題を解決し、多くの自主的知的所有権を持つクリーン的な省エネ技術を開発し、石炭の完全燃焼、ガス化、太陽エネルギー電池などの面で基礎的な研究成果を収めた」と述べました。
張次官はまた、「たとえば、世界で初の500ボルトDSSC・色素増感太陽電池(しきそぞうかんたいようでんち)モデルシステム、1.5兆ワットの直駆式永久磁石発電ユニットの開発に成功し、産業化生産を実現した」と述べました。
また、上海万博では、快適で環境にやさしい新エネルギー自動車が展示されており、万博パークと周辺の道路に、1100台の電気自動車が走っています。これは中国が新エネルギー自動車産業を重視していることを物語っています。
張次官はこれについて、「現在、中国では、混合動力、単一の電気、燃料電池の自動車動力システムが形成された」と述べました。
現在、中国の25の都市では5000台の新エネルギー自動車が走っています。政府は公共サービス分野と個人の新エネルギー自動車の購入に9億7000万元の資金を補助しました。このほか、21の都市で、各種LED 電球160万個が使用されています。
また、伝統産業の競争力を高めるため、政府は省エネと排気ガス削減新技術を鉄鋼、発電、建築材、化学工業、農業などの重点分野での普及と応用に積極的に推進しています。
張次官はさらに、「中国は世界のすべての国とクリーン科学技術を共有し、共に人類の美しい古里を建設して行きたい」と述べました。(翻訳:董燕華)
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