第34回世界遺産委員会は、25日、ブラジルの首都ブラジリアで開幕しました。
ユネスコのイリナ・ボコヴァ事務局長は開幕式で「世界遺産は人類の貴重な財産である。一つ一つの世界遺産は、人々が集まり、発見し、享受し、熱愛する場所になるべきである。これらの世界遺産を保護し、子孫に引き渡すことが、委員会の最も重要な価値観である」と挨拶しました。
世界遺産委員会の輪番議長を務めるブラジルの文化相はスピーチで、「アフリカ、アラビア、アジアなどの地域の遺産をより多くリストに登録する。同時に、発展途上国の保護事業を援助していく」と強調しました。
今回の大会は8月3日まで続き、「世界遺産条約」に加盟した187の国や地域からの代表、凡そ800人が参加しています。会議期間中、35の締約国が申請した40近くの候補地を審査します。中国は、世界自然遺産と文化遺産あわせて4項目の登録を申請しています。(朱丹陽)
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