奈良県へ寄与された「梁思成氏の銅像」
中華社会文化発展基金会が主催した「文化遺産デー」イベントが12日に北京で行われました。イベントのテーマは「師匠の道~人類文化遺産保護の先駆者梁思成先生~」、中国国家博物館で記念展示会の開幕式が開催されました。開幕式には中国政協の孫家正副主席、清華大学の顧秉林学長、元中国大使の阿南惟茂氏、奈良県窪田修副知事や梁思成氏の親族が出席しました。
世界的に有名な優れた建築歴史家、建築教育家の梁思成氏は60年前、京都や奈良の古都を爆撃しないことをアメリカ軍に提案し、唐招提寺などの古代国宝建築を戦争から守りました。「古都の恩人」と呼ばれる梁思成氏を記念・表彰するために、中日両国は日本の奈良県に梁思成氏の銅像を立てることを決めました。
展示会は16日まで、中国国家博物館で行われ、梁思成氏の文化遺産保護への貢献が紹介されています。
尚、銅像建立を「平城遷都1300年祭」の祝典活動の一つとして、今年10月31日に奈良県で「梁思成先生銅像建立開幕式」などのイベントを行う予定です。
また、今日の午後、全国政協会堂で「梁思成先生の学術思想及び文化遺産国際フォーラム」が行われました。(取材:黄恂恂、チンハク 撮影:張保カ チェック:丹羽)
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