温家宝首相は14日、全人代会議閉会後の記者会見で「中国は、発達していない今はもちろん、発達したあとも覇を称えない。今後も引き続き国際協力に積極的に参加していく」と述べました。
温家宝首相は「現在、中国のことを傲慢だとか強硬だなどと批判する声がある。ここ数年、中国の経済は急成長しているが、都市と農村の格差、または地域の間の格差は大きく、人口も多く、基盤も薄いことから、中レベルの先進国になろうとしても、それは早くても今世紀半ばになる。そして近代化を実現するには、少なくとも100年が必要だ」と述べました。
その上で「中国は平和な発展を続けていく。責任ある大国として中国は、国際協力に積極的に参加し、世界の経済や政治の大きな問題を解決していく。途上国に対する中国の援助には、いかなる条件も付いていない」と強調しました。
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