中国の最高国家権力機関である全国人民代表大会の第十一期第三回会議が、選挙法修正案の草案を採択して14日午前9時半に北京で閉幕しました。
胡錦涛、呉邦国。温家宝、賈慶林ら共産党と国家の指導者が閉幕式に出席しました。
14日の会議で行なわれた表決では、修正が加えられた選挙法草案が最高の賛成票によって採択され、これまでの「四人の農民=一人の市民」という歴史に終止符が打たれ、都市と農村は同じように人口の比例に基づき、決められた数の全人代代表を選出することになります。
全人代常務委員会の呉邦国委員長が会議で挨拶に立ち、「都市と農村が同じように人口の比例に基づき、決められた数の全人代代表を選出することは、中国の国情と実情に見合ったもので、各民族の共同の利益に合致し、人と人との平等、地区と地区との平等、民族と民族との平等という原則をよりよく表し、人民代表大会制度を堅持し、その健全化を図り、社会主義の民主的政治制度を発展させることにとって重要な意義がある」と述べました。
閉幕式では、また政府活動報告、年度計画と年度予算に関する報告、全人代常務委員会の活動報告、日本の最高裁に当たる最高人民法院と最高検に当たる最高人民検察院の活動報告など六つの報告に関する決議案が採択されました。
今回の第三回会議は9日間に渡って開かれたもので、各地から来た3000名近くの代表が、経済の発展様式の転換、選挙法の修正、および社会保障など注目される問題をめぐって十分な討議を行いました。
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