楊外相は記者会見で、「中日は両国関係への戦略的投資を共に増やし、両国、地域、世界の3つのレベルから両国の交流と協力を強化する必要がある」としました。その上で、「両国は実務的協力の分野で大きな潜在力がある。伝統的な分野のほかに、エネルギー、環境、循環型経済、ハイテク分野で、新たなチャンスに恵まれている」との考えを示しました。

　東中国海問題における意見の食い違いについて、楊外相は「中日間の戦略的互恵関係と両国民の根本的利益を守るため、協議と交渉を通じて適切に処理することを主張している。双方は東中国海問題における原則的合意の精神を守り、その実現に向けて条件を作ることにより、東中国海を『平和、友好、協力』の海にするべきだ」と指摘しました。

　楊外相はまた、「中国は一貫して地域協力に全面的に参加し、推進してきた。現在、この地域の協力は、さまざまなメカニズムやレベル、スピードで発展に向かっている」とし、「それぞれのメカニズムの重点は異なるため、補い合い、促し合うことができる。各方面は開放的で包容力のある姿勢で対応するべきだ」と呼びかけました。（翻訳：ヒガシ）