十一期全国人民代表大会（全人代）第三回会議が5日午前、北京で開幕しました。中国の温家宝首相は国務院を代表し、政府活動報告を行い、経済の発展方式の転換の加速は今年の中国政府の主な政策となっていることを示しました。

　中国の胡錦涛国家主席、全人代常務委員会の呉邦国委員長、習近平国家副主席らは5日午後、自らが主催する代表団会議に出席し、国家の発展に関わる提案を審議しました。胡主席は江蘇省代表団会議の中で経済成長のバランス、協調性及び持続可能な発展を重視し、経済の発展方式の転換が成功することに全力を挙げると強調しました。

　この中で、胡主席は「我々は経済構造の調整と最適化に全力を挙げ、未来に向かって各産業の最先端に立ち、自国の優位性を保つ。また、基盤となる産業と特色のある産業を養成し、第1次産業と第2次産業、第3次産業が共に、経済の発展を牽引し、局面を切り開く努力をしよう」と強調しました。（万、村田）