「2010年国民経済と社会発展計画草案」についての報告によりますと、中国は引き続きマクロ調整を強め、安定した経済発展を保つことに努めていきます。
この報告は、消費をさらに拡大させ、2010年の一般消費財の小売総額を15%引上げ、物価の上昇率を3%前後にコントロールすること。この目標実現のため、国民の所得分配構造を調整し、農民の収入と退職後の賃金を増やし、最低収入の基準を上げすること、家電、自動車とバイクなどの農村市場進出の一層の実施に努め、合理的な不動産消費を促すことなどを強調しています。
また、この報告では、投資規模を合理的水準に保つことが挙げられていますが、2010年の社会固定資産額は前年より20%増え、新規貸付金額も7兆5000億元(およそ101兆円)に達すると見込まれます。これらの投資は社会福祉や環境保護の分野、貧困地域の発展などに充てられます。そして政府からの投資と同時に、民間投資を健全に増やしていくことも奨励されます。
さらに、対外貿易については、既存の貿易市場の安定を図り、新興市場を開拓することなどが挙げられ、その目標として8%の伸び率達成が期待されています。同時に、対外援助の拡大と外資の利用拡大が主張されています。(翻訳:黄恂恂)
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