パレスチナ臨時内閣のファイヤド首相は21日、係争が棚上げとなっているパレスチナとイラクの和平交渉を再開させるため、イスラエルに圧力を加えるようアメリカに呼びかけました。
ファイヤド首相はこの日、ラマらでアメリカのジェイコブ・ルー国務副長官と会見した際、「アメリカ政府は明確かつ適切な措置を講じ、イスラエルのユダヤ人入植地の拡大とパレスチナ人の支配地に対する攻撃を阻止すべきである」と述べました。その上で、ガザ地区に対する封鎖解除を支援し、和平交渉の再開に向け、必要となる条件を整えるようアメリカに呼びかけました。
ファイヤド首相はまた、「パレスチナは独立した国家の建設を決意した」と述べ、東エルサレムを首都とするパレスチナ国の建設に向けて、行動を起こしていく方針を改めて協調しました。
これに対し、ジェイコブ・ルー国務副長官は地域平和の実現に向けたパレスチナの努力を評価した上で、「パレスチナ側と関連分野での協力を強化していきたい」との考えを示しました。(翻訳:huangjing)
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