中国商務省は1日に、アメリカやEU・欧州連合と韓国原産のアジピン酸に対する反ダンピング調査による最終裁定を公表しました。

　それによりますと、アメリカとEU原産のアジピン酸にはダンピング輸入が見られ、中国国内の関連産業がこのため実質的損害を受けています。しかも、ダンピング輸入と実質的な損害との間に因果関係があります。そのため、2009年11月2日から、アメリカやEUなどの国と地区原産のアジピン酸に対しては、5％--35.4％の反ダンピング税を課すことを決めました。なお課税期限は5年です。