イスラエルのシルバン・シャロム副首相はエルサレムで2日、パレスチナのバーセム・クーリー経済相と会談し、双方はパレスチナ経済や国民生活の状況などについて意見を交わしました。この会談はネタニヤフ政権が今年3月に発足以来、最高レベルの会談となります。
会談では、パレスチナのビジネスマンに対するイスラエル入国制限を緩和するかどうかが焦点となりました。また、二国間貿易の促進や、パレスチナ人のイスラエルにおける医療サービスの問題のほか、ヨルダン川西岸地区における工業団地の建設などについても議論されたということです。
イスラエル側は今年3月、ネタニヤフ首相が就任して以来、「まず西岸地区の経済状況を改善することにより、今後の和平交渉に有利な環境を作り上げるべきだ」と一貫して主張してきました。これに対し、パレスチナ側は「ネタニヤフ氏が経済振興の旗印を掲げ、パレスチナ建国を故意に引き延ばそうとしている」と批判しています。(翻訳:huangjing 田中)
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