温家宝首相が5日、全人代＝全国人民代表大会の開幕式で行った政府活動報告は、香港とマカオで注目されています。6日、香港の報道機関は、「事実に沿ったものである。科学的で、実現しやすく、元気づけるものである。中央政府の公民を率いて危機を乗り越える決心や自信が示されている」としています。

　香港の「大公報」は社説で、「政府活動報告は、社会構造に融点を置き、改革のレベルを高めることを強調した。正しい政策に、全国の力と今までの業績を一つにすれば、8％という経済成長率は実現できる」とみています。

「マカオ日報」は社説で、「『一国ニ制度』、『香港人による香港管理』、『マカオ人によるマカオ管理』、高度自治といった方針を貫くと確認した。それに、香港とマカオの金融危機対応を支援する具体的な措置を細かく説明した」とした上で、「報告は実情を踏まえており、香港とマカオの住民が思っていることを表現し、二つの特区が金融危機を克服するために元気を付けてくれた」と評価しました。（朱丹陽）