中国の第11期の全国人民代表大会第二回会議5日、北京で開幕しました。
温家宝首相は席上行った政府活動報告で「今年の政府活動は、世界的な金融危機の対応と経済の均衡、かつ急速な発展を主要任務とする」と強調しましたが、金融危機対応での中国政府の自信を示しています。
約2万字の政府活動報告は世界と国内の経済情勢に基づき、詳しいデータと事実を通じて、中国が直面している問題と困難を示し、発展の目標とコントロールの方向を明確にして、活動任務と政策措置を決め、世界の金融危機に対応し、引き続き経済の安定した急速な発展を保ってくいという中国政府の自信と能力を表明しています。
また、この報告は「今年、中国政府は経済の発展促進に関する一連の計画を打ち出す。政府投資を大幅に増やし、構造的な減税を実施し、広い範囲でそれぞれの産業振興企画を調整し、自主的イノベーションを大いに推進し、社会保障レベルを大々的にグレードアップし、都市部と農村部の就業拡大措置の実施を通じて、内需を拡大し、国民経済の全般的競争力を向上させ、社会事業の発展を促進していく」としています。
この報告はさらに「中国政府は、発展の需要と可能性を考慮して、今年の国内総生産の目標を約8%に確定したほか、都市部と農村部の新規就業者数を900万人以上にし、住民の消費価格の全般的レベルの上昇幅を4%前後にした」としています。
このほか報告は「政府支出や減税、地方的債券の発行を大幅に増やすぅことによって、全国の財政で9500億元の赤字が出てくるが、これは国内総生産の3%以内であり、中国の総合国力が受け入れられるもので、全般的に見れば安全だ」と述べました。(翻訳:katsu)
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