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担当:高橋恵子、王小燕
ユースオリンピックが南京で開かれている最中です。日中の若手アスリートたちが健闘しています。スポーツの祭典と言えば6年前の暑い北京を思い出します。オリンピックが初めて中国で開かれました。今週の「旬な話題」では、北京五輪で使われた競技場が今どうなっているのかについて、スポットを当ててみます。
強化練習の風景
全部で31ある競技場の内訳は、新規建設が12、改築が11、大会の終了に伴い撤廃する仮設スタジアムが8つでした。今回は主としてメインスタジアム「鳥の巣」、水泳競技用の「水立方」、バスケット専用の「五棵松スタジアム」などに焦点を絞って紹介していきます。また、張家口と提携して、2022年の冬季五輪に立候補した北京は、夏季五輪の競技場を冬の五輪でも活用しようと考えています。詳しくはどうぞ番組をお聞きください。
後半の「スペシャル・バスケット」では、中日間の太極拳交流を取り上げます。8月1日から約1週間、埼玉県太極拳協会の指導者一行19人が強化練習のために北京を訪れました。初日や最終日を除いて、ほぼ毎日午前中2時間半、午後2時間半、「楊式太極刀(たお)」「孫式太極拳」「三十二式剣」の3つのグループに分かれて、北京にいる中国人講師からレッスンを受けるというものです。
参加者には中国が初めての方もいれば、40回以上も来ているというベテランの方もいます。滞在中、中山公園で地元北京の太極拳グループ30人と一緒に太極拳をやるなど、友好交流活動も行いました。
閉幕式後の懇親会は楽しい余興の披露の後、埼玉太極拳協会のメンバーがアーチを作り、「蛍の光」の歌声の中、中国人の先生たちを見送り、和やかに会がお開きになりました。
埼玉県太極拳協会訪中団佐々木浩団長
今回の交流イベントの北京側の受け入れ機関は30年前から、日本との太極拳交流を始めた北京市対外人民友好協会です。これまでの友好交流の下地があり、今回の強化練習の大成功があったと言えます。
斉鵬アナが合宿の会場を訪れ、友好協会の責任者、中国人指導者から団員の皆さんにマイクを向け、また高橋恵子アナは閉幕式を取材し楽しいパフォーマンスの様子もマイクで拾ってみました。
詳しくはどうぞ番組をお聞きください。
2時間目「CRIインタビュー」(大野清司のテレビ人生~その② フィルムからVTRへ 変化する30年)
聞き手:王小燕
【番組紹介】
ベテラン・テレビマンの大野清司さんにお話を伺うシリーズ企画の2回目です。
1972年、まだ大学生だった大野さんは初めて中国を訪問しました。就職後もいつか中国で仕事ができないかと会社に希望を伝えていました。
チャンスが訪れたのは1981年でした。その年の5月末~6月中旬に、TBSの「世界の子供たち」シリーズで大野ディレクターは北京と長春を訪れました。北京では、6月1日の「国際児童節」をはさみ、小学生たちの過ごし方などをカメラにしっかりと収め、長春では残留孤児たちの子どもに取材ができました。
ところで、1980年代初めは撮影器材の変化もありました。時代はフィルムからVTRに移行していこうとしていたのです。こうしたテレビ制作のハードウェアを取り巻く変化が、テレビ番組の作り方そのものにどのような変化をもたらしたのでしょうか。また、スポンサーの提供で初めて成り立つ民放のテレビ番組制作にとって、視聴率とクォリティを両立させる上で、どのような工夫があったのでしょうか。大きな時代の変化を背景に行われていた作り手側のきめ細やかな取組がありました。今回もぜひお聞き逃しのないように。
【プロフィール】
大野清司(おおの きよし)さん
1949年、東京都生まれ。
東京大学卒業後、1974年に株式会社TBS映画社(現社名:TBS VISION)に入社。主にドキュメンターリ番組のディレクター、プロデューサーとして番組制作に係わる。特に、1979年からは海外取材番組を担当し、世界60ヵ国を取材。
【主な担当作品】
・『美をもとめて』シリーズ、『世界の子供たち』シリーズ
・『世界めぐり愛』シリーズ、『世界遺産』シリーズ
・『遥かなるアンコールワット』、映画『敦煌』公式記録VTR
・中日共同制作『万里の長城』(日本TBS&中国CCTV)
・TBS開局40周年記念番組『日本海大紀行』
・『緒方拳:シルクロード列車の旅』
その他、多数
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