9月に入ると、北京はたいへん過ごしやすくなりました。朝晩はむしろ寒いくらいですが、連日、澄みきった青空が続き、夕暮れ時になると、夕焼けが空を緋色に染め、群れを成すつばめが空高く飛び交っています。
今週の番組は前半では、大野さんが先日、河北省張家口市崇礼県で見てきたことをリポートします。ここ数年、崇礼県はスキー産業を生かしながら、地域経済の振興に取り組んでいます。
番組後半はシリーズインタビュー、「黄土高原の緑化リポート」の1回目です。本部が大阪にある環境NPO「緑の地球ネットワーク(GEN)」の高見邦雄事務局長(写真)に先月下旬、山西県大同市でインタビューしました。高見さんは1992年から、有志と共に大同で緑化活動を行い、今年で活動開始20年を迎えました。20年間に日本側から3,400万元以上の資金協力を受け、5,500ha以上、2,000万本以上の植林を実施し、その範囲は、9つの区と県に及んでいます。日本から迎えたボランティアは、3,000人以上に上っています。
この20年間の喜怒哀楽、成功と失敗は語りつくせないものがありますが、今回は新しく整備した「緑の地球環境センター白登苗圃」(写真)に焦点を当ててお話を聞きました。
GENの緑化プロジェクトで植える苗木を育てるという大事な役割を果たしてきた苗圃は、昨年4月、工業団地の予定地になったことで、突然の立ち退き命令を受け、1ヶ月ほどの間で2万本あまりの苗木を大慌てで移動することになりました。
はたして、新しくできた苗圃の現状は?どうぞ番組をお聞きください。
(王小燕)
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